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スカイ・クロラ

森博嗣の本を読んだ。
大阪行きの電車の中で森博嗣の本を読んだ。ジュンク堂のしおりが挟まっているので大阪で買ったんだろう。1年以上は本棚に寝かしていたような気がする。森博嗣は初めてだった。
読んだ本は「スカイ・クロラ」という本。ミステリではない。1人称の小説で、ポツリポツリとしか世界が語られないので、どのような世界を描いたものかいまひとつ分からないのだけど、少年のまま死なない人々と、戦争に囲まれた世界の物語のようだ。以下、心に留まったことを列記。

・死なない人にとって記憶は別段意味をなさない。
・死なない人にとっては生きることこそが苦痛なのではないか。
・人を殺した手で、遊びもするし人を愛しもする。
・自分の手が汚れていないからと言って、人を殺していないといえるのか。

どちらかというと読んですっきりする本ではなくて、心の中に澱の様に溜まる本。嫌いではないけども毎日読み続けたい……とも思いません。たまには読みたいけれど。
文章は非常に淡々とかかれていた。人を殺すシーンも、食事をするシーンも同じ重みで書かれている。実際に人を殺すということはこういうことなのかな……と思う。
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by tomo1y | 2006-01-17 19:11 | 書誌
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