<< 浴衣買ってもらっちゃったい 漫画ナツ100 >>

大橋川の改修も波高しかなぁ


島根県のホームページには「県民の声」というコーナーがある。
手紙やメールで寄せられた質問や意見に対して、県が回答している。なかなか面白いのでよく見る。

今日見ているとなかなか興味深い意見が寄せられていた。
「大橋川の改修工事について」
この度の水害で、大橋川の改修問題が活発に議論されているが、
松江市は観光でしか生きられないのに、なんで景観を壊してまで大橋川を改修し、
さらに鳥取県に迷惑をかけるのか。

北山山系の最短部に2・3本の放水トンネルを堀り、佐陀川を改修して直接日本海に排水すれば、
鳥取県に迷惑をかけずに済むし、工期も早く、工費も安い。
100年に1回の漁業補償でいいし、原発内に排水する分は補償もしてある。
100年に1回位であれば釣堀公園にしたり、グラウンドを作って活用すればいい。
街中で工事をしなくても良いし、橋の掛け替えも必要ないと思う。
日本海との高低差が小さくても早めに宍道湖の水位を下げ、満潮時には水門、ポンプを活用すれば充分だと思う。

日本海に直接排水すれば、中海より広いです。ダムを2箇所、神戸川放水路を作り、松江市の景観まで壊す必要はないと思う。


※原文ママ・改行は筆者が適宜行っている。

「松江市は観光都市であるから、景観を壊すべきではない」と言うのが意見の要旨なのだろう。
確かに景観の保全と言うのは、観光について一つの重要な要素であることは否めないのだけれど、
災害に弱い町と言うのが観光都市として継続的な発展が見込めるのかどうかと私は思う。
実際災害のさなか「そちらのほうに旅行に行きたいが大丈夫ですか?」という問い合わせもあった。
風評被害と言うのも玉造あたりの温泉街では結構な痛手になっていたようにも思う。
行政が考えねばならないことの範囲と言うのは、結構広いものであるけれど、
基本的には、今そこにある生命と財産を守ることと言うのが最重要ではないだろうか?
観光産業も含めて、すべての産業というか人間の営為の立脚点はそこにある……とおもう。

それからもう一つ気になること。「100年に1回の大雨」と言うものの捉え方。
100年に1回は「100年に一回しか起きない」と言うことではない。
これまでのデータを見る限り「おおむね100年に1回くらいの割合で起きている」と言うこと。
別に毎年続いても不思議でもなんでもない。それが明日おきてもおかしくはないのだ。

たとえばヨーロッパあたりでは洪水対策の基準は1000年に1回とか言うようなレベル(※)である。
それでも起きるときには災害は起きる。そのとき手を打つのが遅れていたからと言いたくない。

まぁ、結局そういう意見が出ること事態が、
行政の広報とか教育の怠慢と言う見方もできるわけで、どうしようもない自家撞着。

しかしなぁ。どう意を尽くしても、理解する気のない人には理解してもらえないって言うのも……。
そういうへたれたことは言うべきじゃないんだけどさぁ。


これをもって日本の治水のレベルが低いと言われると困る。
日本は治水のレベル自体は低くないのだけれど、地形が非常に洪水がおきやすいものでもある。
[PR]
by tomo1y | 2006-08-29 20:32 | 日々思うこと
<< 浴衣買ってもらっちゃったい 漫画ナツ100 >>