<< 本年一年 私信めいたこと。 >>

古代出雲歴史博物館に行ってきた。

古代出雲歴史博物館に行ってきた。

先日金曜日。仕事の関係もあって、島根県立古代出雲歴史博物館に行ってきました。
個人的なネットワークを利用して、歴博をPRする「歴博PR御師」の依頼状交付式だったわけです。
と言うわけで、依頼状を交付された後に、学芸員さんの説明の後、施設見学をさせてらいました。

以下、見たり聞いたりした感想。
1:施設
県も結構なお金を突っ込んでるだけあって、施設は確かに立派なものだと思った。今時の施設らしく、バリアフリーとかそういうのにも結構配慮されているように思った。夏ごろに地元住民を対象とした施設見学会なんかもあって見に行ったときに、一緒に歩いてた人が指摘してたこと(※1)も直っていたりした。偉い偉い。

2:展示物
見たのは常設展示スペースだけで、それにしたってまだまだ入ってない展示物やレプリカが多かったので(※2)すべてがすべて判断できるわけではない。けど、かなりスゲーと思うものもいくつかあった。
例えば古代の出雲大社の復元模型(1/10スケール・元サイズ48メートルの出雲大社)は、搬入されたニュースとかを聞いていたけど、正直バカにしていた。でも1/10とか言っても5メートル近いものね。かなり押し出しがありました。博物館の復元模型とかショボく見えるのが多いけど、アレはかなりのもんでした。5メートル近いもん。あと、全国各地の著名な神社の本殿の模型(※3)がありましたが、出雲大社だけデカイのがちょっと可笑しい。もう明らかに高いの。現在のものでも約24メートルだものなぁ。
それから出雲大社の区画に、江戸時代ごろ(※4)の「縁結図」というのがあった。神議の様子を想像した絵なんだろうけど、スサノオの横に八岐大蛇がいたりする。日本人て大らかだよね。

あと目を引いたのは青銅器の常設展示部分。もちろんまだ荒神谷の銅剣なんかは入ってないけど、そのレプリカ(※5)が非常な数並んでいるのには圧倒される。青銅聖闘士(※6)というと、なんか緑青のモノ(※7)を思い浮かべて、そりゃマッハ1だわと思ったりするけれど、この輝きを見れば、エイトセンシズに目覚めるのも仕方ないと思う。きれいだもん。数は力(※)だと或る人は言っていたけれど、あんだけ一箇所に展示したらやっぱり凄いだろうなぁと思う。レプリカだけであれだもん。
全然関係ないけど、三角縁神獣鏡もレプリカが置いてあった。銅鏡って、なんで背中を展示するんだろう?鏡面がどうなってるのかと言うのが子どもの頃から気になってしょうがない。

風土記のコーナーについては、難しいなぁと思う。「古代から連綿と続く現在」と言うコンセプトは正しいと思うんだけど、実際問題見せ方は非常に難しい。風土記の写本が残ってると言うのは、かなり凄いことではあるんだけど、本置いただけでは押し出しは弱い。私自身もそうだけど、読めないもん。そういう人多いだろうし。その辺を考えた上で、当時の様子を人形など使いつつ展示すると言う選択肢なんだろうけど、やっぱり他の展示に比べて少し弱いと言いたくなってしまう。
青銅器のコーナーがハッチャけ過ぎているという気もするんだけれど。
当時の「合コン」の様子というジオラマはちょっと可笑しかったが。

まだ開館まではしばらくあるわけで、養生シートが貼ってあったり、まだまだ入ってない展示物が多かったけれど、かなり楽しむことが出来ました。開館したら又行かねばと思っています。

開館日は平成19年3月10日でございます。興味のある人は行けばいいとおもいます。

開館日とその次の日は仕事と言うのが凄く残念でございます。代休もらえたら平日に行くかねー。
ちなみに開館時の企画展もなかなか面白さげ。全国の神社の神宝とか言われるようなものが展示されます。展示スペースに占める、国宝重文の割合は屈指のものになるのではないかというのは学芸員さんの言。実際そうだろうとおもいます。
大体に寺社仏閣の所蔵品と言うのは、お目にかかる機会の極端に少ない文化財だったりしますので、こちらも興味がある方はぜひに。

※1:ある階段が、下から覗きこめるようなデザインだった。と言う指摘。
※2:かなり多くのものが、展示テスト用のレプリカであった。貸し出し時もつかうのかしらん。
※3:出雲大社・伊勢神宮・春日大社宇佐神宮と、あといくつか。これは流石に小さめのサイズ
※4:キャプションがまだ無かったから分からんけど。
※5:作られた当時のもののレプリカ。つまり青銅器といっても、黄金色に輝いております。
※6:読み「ブロンズセイント」。新しい青銅はシルバーより美しいと言えなくもない。主観だが。
※7:そのものずばりの「緑青」ろくしょう。銅は青く錆びます。
※8:ドズル中将とか。いや、多分いろんな人が言ってるんだろうけど。
[PR]
by tomo1y | 2006-12-25 21:57 | ○○に行ってみた
<< 本年一年 私信めいたこと。 >>