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ターニングポインツ

人生の転機というのはいろいろとあります。
例えば結婚であったり、近しい人の死であったりそう言う分かりやすいものもありますが、

案外とどこにあるかわかんないものでございます。いうか、後になってから分かるものの方が多いのでは無いかと思ったりします。私にも今思うと、アレがまずかったんだろうなぁという話がたくさんございます。例えば3歳か4歳の頃、近所の公園「みどり公園」の遊具(土管)の中でエロ本の切れっ端を見つけてしまったとかいうのが思い当たります。

そっから私のエロ体験が始まるわけですが、まぁ、それはそれとして。
なぜ、私がこんなオタク(※1)になってしまったのかという、その入り口の話。

「ふしぎの海のナディア」っつー作品があります。1990年なので、丁度私が小5の頃のアニメです。まぁ、そのくらいの年までアニメを見てるって言うのは、そう変なことでもないと思うんですが、そのアニメは非常にまずかったのです。知ってる人も多い話で解説するのもアレなんだけど、つくってたプロダクションがガイナックスで、後にエヴァンゲリオンをつくる会社です。いちいちオタク心をくすぐるアニメを作る会社なわけです。いやマジで。

で、まぁ、こっちは田舎の子供なわけで、基本的にアニメなんか少ないわけですよ。ほとんどが夕方にやってる再放送のルパン三世。あとは東映のジャンプアニメですよ。ドラゴンボールとかなんとかかんとか。そんな子供にガイナックスなんかみせたらあかんわけですよ。NHKめ!!
まぁ、NHKがときどき恐るべきアニメを作ると言うのはその後知った話なんですが(※2)

で、まぁ、それを見る自由も見ない自由も僕にはあったわけです。と、ここでよくない理由が二つあったわけです。一つはNHKと言うことです。我が家は食事中にテレビがついてることは少なかったのですが、たまについているとして、大体がNHKです。ようするに7時のニュースなわけですよ。そのあとナディア。……だめだろうNHK。

で、まぁね。それでも一話みて流しても良かったんですよ。べつにアニメ見ないと死ぬわけじゃないし(※3)。どっちかというと一話目からものすごい話が始まるわけじゃなかったし。うん。
だがしかし、ここでもう一つ悪いことが重なったわけです。

うちの母親と言う人は、非常に本が好きな人だったのですよ。というか、家族全員本好きだったんですが。で、結構小さい頃から絵本に始まり読み聞かせをしてくれてたわけです。ありがたい話なんですけどね。で、当時そんなに頑丈な体じゃなかった僕は夏休みに昼寝しなさいなといわれつつ、いろんな話を聞かせてもらったわけです。エンデのジムボタンシリーズとか未だに好きなわけで、すごく感謝しているんですよ、確かに。

ただ、あるとき読んでくれたのに「海底二万海里」という本があったのですよ。ベルヌの書いたあの本です。でまぁ、これが面白かったんだけど、昼寝前の十数分を毎日重ねて読み聞かせるのにはチョット分厚すぎる本でして、結局最終的には自力で読んだわけですよ。

これがまぁ僕の読書体験のはじまりで、僕本読めるんじゃねぇ?とか勘違いしだして。今の私が本好きなところの根っこになってるので、すごく良い体験なんですけどね。

で、この海底二万海里って本が上のナディアの原作というか原案と言うか、要するにネタ本になってるわけですよ。といっても実際は水滸伝を元に里見八犬伝を書いたというくらいの、そのくらいのネタ本にしかなってないわけなんですが。

で、まぁ、そこで僕は要するにメカとか登場人物の女の子とか、まぁ、もろもろに萌えてしまったわけですよ。当時は萌えということばは知らなかったですけどね。

で、以下略。
お母ちゃんも私をオタクにするために読み聞かせしてたんじゃなかろうなぁ。
この取り止めの無い話で結局私が何を言いたかったかとまとめるとですね。

グレンガランのカミナからはサンソンのにおいがして大変好ましいと言う話です。


実際自分がオタクかと言うと、もっとすごいオタクの人が大勢いるわけで、力強く「オタクです!」とは良いにくいし、気恥ずかしいんだけど、多分世の中の大半の方から見て私はオタクなんだと思いますので、オタクと言うことにしときましょう。せめて社会性のあるオタクだと思われているとうれしいなぁ。

※2
コナン(未来少年のほうだし、ましてやグレートではない)
CCさくらとか。ね。

※3
当時の僕は死ななかったと思います。今は死ぬ。
by tomo1y | 2007-04-22 20:27
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