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言及:作劇上の観点から。

まぼろしのつくりもの「性格の曲がった美少女ヒロインばかり」

面白い考察だなと思う。
アニメとかライトノベルに出てくるようなヒロインは性格が曲がってることが多い。
性格が曲がっているというのを言い換えれば、非常に「個性的」である。
個性的といえば、美人でやさしくて主人公に好意を寄せてってのも個性的なはずだけど
確かにそれはあんまりキャラクターが立ってるようには見えないし、
やっぱり美少女ヒロインってのは性格が曲がっている。

実際はアニメやライトノベルに限らず、
ロミオとジュリエットだって、ジュリエットは結構に個性的だし
神話にだって結構個性的なヒロインと言うのは存在してる気がする。
アフロディーテとか性格の悪い神様ですよね。かなり。

コレについてリンク先では
奇人変人コースになりやすい理由として、その方が処女性を構成しやすいからかもしれない。
と語っていて、それには賛成したいが、作劇上の問題と言うのもあると思う。

つまりは、主人公やヒロインってのは少々個性的でないと話が転がりにくいのだ。
ごくごく平凡で善良な主人公と、彼を愛する美しくて気立ての優しいヒロイン。
こういうところではなかなかに物語ってのは紡ぎにくい。

もちろんココに外部的な圧力を加えて、離れ離れにするとか言うのもあるんだろうけど、
こういう形のドラマってのはアニメやライトノベルに今求められてないと私は思うのだ。
悪の魔王がってのは今の読者には好まれていないのではないだろうか。
(もしくはそうだと、作り手とか出版の側が判断しているか)

で、個人主義の深化とかそういう難しいことは分からんけれど、
主人公を感情移入しやすいものにするために、無味無臭化されていっていると思う。
エロゲの主人公的になっていると言い換えることもできるか。

そうなってくるとやっぱり話を転がすのはヒロインと言うことになってきて、
結局物語を動かしうる個性を持ったヒロインが要求されているのでは!
とか思ったり思わなかったり。

コレはもう単純に実感なんだけど、どっちかと言うと
ファンタジーとかでは悪の魔王みたいな話を転がす圧力や
乱世の奸雄みたいな話を紡げる主人公が設定できたりするから
性格の曲がったヒロインは少ないのかなとも思う。
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by tomo1y | 2007-05-16 01:06 | 日々思うこと
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