2005年 12月 20日 ( 1 )

バレエに行ってみた

島根県民会館であったバレエの公演に行ってみた。
バレーじゃなくてバレエの方です。踊る方です。
正直に行ってタイツをはいた人が踊るという印象しか無かったんですけども
行ってみたらもう、もの凄かったです。

という訳で今日のメニュー

・シルヴィ・ギエム オン・ステージ2005
シルヴィ・ギエム最後の「ボレロ」 東京バレエ団全国縦断公演
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ミキス・テオドラキス
「TWO」
振付:ラッセル・マリファント
音楽:アンディ・カウトン
「ドン・ジョバンニ」
振付:モーリス・ベシャール
音楽:フレデリック・ショパン(モーツァルトの主題による)
「ボレロ」
振付:モーリス・ベシャール
音楽:モーリス・ラヴェル

「ギリシャの踊り」
比較的新しい時期に作られたらしいこの作品は波の音に合わせて、波のをイメージした振付から始まりした。これが人生で初めてのバレエだったんですが、なんと言うか不思議なものだと思い知らされました。正直に言って動きは変なんです。日常の動きでは無いんです。でも、体を持った人間なのでそのすごさはわかります。しかもみんな良い身体をしています。もう既にお腹いっぱいな感じに。

「TWO」
本日、シルヴィ・ギエムの初登場でソロのダンスでした。
元々思っていたバレエの印象というよりはコンテンポラリーダンスに近くて、音楽もミニマルテクノのような感じで必要ないものを削ぎ落とした感じのダンスでした。照明1本にダンサー1人、しかも音楽はテープという、考えてみれば恐ろしくやる気の無い舞台なんですが、どっこい面白い。人の身体というのがこれほど多様な物事を表現できるのかと驚かされます。
なんと言うか音楽を身体の動きで表現している感じで、音楽と身体が一体となって何事かを表現しようとしているという印象を受けました。

「ドン・ジョバンニ」
オペラで有名な女たらしドン・ジョバンニをテーマにした一曲。
これは東京バレエ団の皆さんの踊り。ジョバンニの気を引こうとする女性たちの様子を描いたように私には見えました。でも結局ジョバンニは出てきません。ジョバンニは空席の椅子と誰もいないスポットライトだけで表現されます。それに向かって女性のダンサーが様々に踊る訳ですが、これってなんだか日本の古典芸能で「見立て」を行っているようにも感じました。
結局のところこれもお金はかかってなく見える(笑)んですが、緊張感にあふれたステージになっているのは練習に裏打ちされたものがそこに存在しているからなんでしょう。

「ボレロ」
で、ボレロ。
非常に有名なこの曲とこのバレエ。調べてみると意外と新しい音楽なんですね。少なくともうちのおばあちゃんが生まれた年(1910)にはまだ無い曲だったらしい。
バレエ用に作られたこの曲は様々な人によって演じられていたようですが、シルヴィ・ギエム氏もこれを演じる事にかけては非常に有名な人のようです。知らんかったけど。
あらすじは「セビリアのとある酒場。一人の踊り子が、舞台で足慣らしをしている。やがて興が乗ってきて、振りが大きくなってくる。最初はそっぽを向いていた客たちも、次第に踊りに目を向け、最後には一緒に踊り出す」というもので、言われてみればそうなのかなと思うのですが。それより目を離せない迫力を感じました。
なんと言うか何者かを呼び出しそうな迫力があります。赤い机の上でメインのダンサーが踊っているんですが、そこにもし魔法陣とか書いてあったら悪魔が呼び出せます。絶対にです。
曲もだんだんいろいろな楽器が加わり、音量が上がっていくのですが、舞台も同様に周りで座っているダンサーが、メインのダンサーをたたえるように踊りに加わっていきます。
もう、本当に恐ろしいバレエでした。

全体的にバレエは恐ろしい芸能だと感じました。人間の身体があり得ない(もちろんやってるからにはあり得るんですが)ような動きをするわ、一糸乱れぬような動きをするわ、人間の限界に挑戦して何事かを表現しようとすると言う姿勢を恐ろしいと言わずに何というかという感じです。
でもそれは決して不愉快なものではなくて、うまく言えないけど感動しました。
またバレエ見に行きたいなぁ。

・県民会館でスタンディングオベーションしてるところか初めて見た。カッコエエ。
・帰りに某島根映画祭の企画委員長にあった。スノッブだ
・女性のダンサーの人で胸の大きい人が若干気になったのは内緒だ
・もちろん、ふと気になっただけです。十分それだけで私がだめだって気もしますが。
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by tomo1y | 2005-12-20 23:18 | ○○に行ってみた