2007年 01月 10日 ( 1 )

ばーさまのはなし。

私くらいの年齢で、漫画が大嫌いだと言う人は少ないと思う。好きな人のほうが多いだろう。
私が子どもの頃図書館においてある漫画と言えば、手塚治虫の漫画であったりして、
火の鳥とかブラックジャックとかは何度も何度も読んでいたけれど、同様に読んでいた漫画に、
日本の歴史とか世界の歴史とか、そういった漫画がある(※1)
そういうのを読んでいて歴史の骨組みをつかめたからと言うのもあってか、
歴史が凄く好きだったし、高校までは結構真剣に勉強をしていた。それはまぁ役に立っていると思う。

それはまぁ、前フリで。先月祖母が亡くなった。
もう少しで一世紀に手が届こうかという年齢でもあったし、長期間寝たきりだったとか言うわけでもなく
悪いというよりは幸せな死に方ではなかったかと思う(※2・3)、そんな号泣するほど悲しくもない(※4)
まだ四十九日も迎えていないのだけれど、色々と片付けをしたり、親と相談もしている。
いやな話だけどいずれ私の親も死ぬわけで、例えば香典を下さった人が、どういう関係なのかとか
そういうことの話を聞かされたりもしている。長男は辛いね。まぁ、でもやって貰ったことは返したい。

と、色々祖母にゆかりの有った人の話を聞いていると、
例えば親戚であっても、自分がまったく知らない人と祖母の間にご縁が有ったりする。
私が生まれてからだから26年と半分くらい、そのくらい祖母との付き合いがあるけど、
彼女の人生から観ればせいぜい4分の1。私が物心ついてからとかいう条件をつければせいぜい2割
たった2割ぐらいしか知っていることなんてないのだ。
世界史や日本史は常識の範囲内では十分理解しているつもり(※5)だけど。
あれほどそばにいた家族がどんな人生を送ってきたのか、どんな生い立ちなのか知らない。
下手したら宮本武蔵の人生のほうが詳しいんじゃないか。

それって本当は結構残念なことだと思う。
一人の人間として生きているんだから結構想像もつかないような体験してたりしそうなものなのにね。
……よしんば何の波乱もない平々凡々な生活をおくっているとしても、それだって凄い話だ。(※6)
時間を見つけて、彼女の人生がどういうものだったのか、調べてみたいなぁとか思う。
同時代人がもうあんまりいないのが悲しいところではあるけれど。

けどまぁ。伯父にとっての祖母や、母にとっての祖母、叔母にとっての母は、
少しずつ違ってそれぞれ真実だろうし。分かることはまだある。

※1:他には学研の漫画の「○○の秘密」シリーズとか。
※2:いいとか悪いとかいうのは生者の傲慢かもしれないが、そう信じたい。
※3:100近いのに曾孫がいないってのは不幸かも……私にも責任の一端があるのでスルー。
※4:嬉かないけど、どっちかと言うと死んだことそれ自体より悲しいこともある。また別エントリで。
※5:残念ながら「つもり」だ。断言する傲慢さも勇気もないわ。
※6:サイコロを100回振って、6が出続ける確率と任意にばらばらな数が出続ける確率は等しいのだ。
[PR]
by tomo1y | 2007-01-10 23:21 | 日々思うこと