カテゴリ:書誌( 20 )

最近買った本についてなど(漫画編)

・デトロイト・メタル・シティ 3巻
相変わらずといえば相変わらず。面白いけどね。ただなんかバトル路線に走っていっているような気も。コレはひょっとして男塾とかの正統後継者なのかしらと思ったけど、主人公の根岸君はメタルをやってる「僕」をある程度客観視してるからなー。この辺が時代なのか知らん。

・ヨルムンガンド 2巻
ココに萌えた。そしてチナツに萌えた。「ぱんつはいてない」は反則でござるよ。
あとレームにも萌えた。

・邪眼は月輪に飛ぶ
ジュビロ師匠は最高だねぇ。熱いよねぇ。またうしとらとからくりを読まねばならないです。結構ケレン味のある漫画家さんだと思うのですが、ほんといろんなところで評価高いですよね。このマンガも面白いです。……てかねー怪異とじじいが戦うってだけでもう十分。怪異をいちいち説明しないってのも素敵です。

・少女ファイト 2巻
比較的珍しいバレーボール漫画。……いや、結構あるか。弓道よりは多いな。これもしかしあっちーなー。スポーツマンガで初心者をチームに組み込むってのは常套手段ではありますが、これがどうころがるんでせうか。まぁ、長谷川留祢子がかわいいからいい。

・おおきく振りかぶって 7巻
桐青戦も佳境でございます。このペースでの連載だとどこまで行くんでしょうか。まだ西浦は1年生チームなので、個人的には3年間描いて欲しいと思うのですが、厳しいか?安易に甲子園出てほしくないかなぁとか。ま、いがいとアフタヌーンは我慢強い雑誌と言ういんしょうがあるので。なんとか。今回も田島くん素敵でした。
田島くんは無邪気な攻めで……しょうか。

・ハヤテのごとく 10・11巻
なんか落ち着いて読めるようになっちゃったなー。ヒナギクさんが素敵でした。
あと咲夜。料理上手な突っ込みキャラってすてきですよね。んむ。

・史上最強の弟子 ケンイチ 24巻
我流Xが素敵でした。ってか。ケンイチよりもっと師匠を映せ!とテムレイっぽく言ってみるテスト。
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by tomo1y | 2007-05-03 17:53 | 書誌

演劇入門:平田オリザ著

仕事で演劇の関係のこともするようなしないような感じでして、
ちょっと最近演劇について勉強中(※1)。奥が深いね。演劇って。
まぁ、ざっくり言って歌舞伎から現代演劇まで演劇といえるわけだから奥が浅いわけが無い。

で、勉強にと思って本屋で目に付いた本を一冊買ってみた。
講談社新書の「演劇入門」と言う本です。著者は平田オリザ氏。
内容は最初に書いてあるとおり戯曲、つまり演劇の台本についてのハウツー本。

小説の書き方みたいな本が割りと好きで読んでたりするし、
映画の脚本についてもワークショップを受けたりしたけど、
戯曲はやっぱりそれとはずいぶんと違う。

小説では地の文で語れることや、映画なら「見ればわかる」ことを
会話で表現しないといけないことが多い(※2)。「どこにいるのか」という、すごく基本的なことを。
全部分かったとはいえないけど、なかなかコレはコレで面白い世界だなって思いました。

しかし、読んでいてなんと言うか共感できるなぁと思った一節。

私にとって演劇を創るという行為は、とりもなおさず、私に見えている世界を社会に向けて開示するということだ。できるなら、私の能が近くしているさまざまな現象を、そのまま切り開いて、ここに示したい。そんな単純な欲求が、私を劇作へと駆り立てる。
もちろんすべてにおいて、まったく同じことを私が思っているのでは無いけど、たぶんこういうことが私の中にもあって、写真を撮ったり映画の脚本や小説を書こうとあがいているんじゃないかなと思う。

願わくは、平田オリザ氏が書いたこの文章のように、私の気持ちを誰かに伝えることのできる表現がいつかできればいいんだけれど。

※1:別に演劇人の方々と演劇論を戦わせるわけじゃない。
   そんなことできないし、すべきでもない。ただ、かかわるものの態度としては勉強すべきかなと。
※2:舞台美術で表現できることもあるけど、いろんな制約が多い。
   お金の問題(これは映画にもあるが)もあれば、時間の問題(舞台転換とか)もある。
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by tomo1y | 2007-04-13 20:48 | 書誌

図書館戦争:有川浩:メディアワークス

ここんところ読みふけった小説。
なんというか装丁とタイトルに引っ張られて、思いつきで購入した本。
よくよく見ると作者が、割と好きな作家さんだった……という話。アホか私。
テクニック的に万全ではないけれど、文章は非常に読みやすい。
そして、何よりもこの本は世界観が魅力的だったりする。

昭和の終わりに「メディア良化法」と言われる検閲を許す法律が出来た世界の話で、
以下にあげる『図書館宣言』……つまり、

第1 図書館は資料収集の自由を有する
第2 図書館は資料提供の自由を有する
第3 図書館は利用者の秘密を守る
第4 図書館はすべての検閲に反対する
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

という現実にも存在する『宣言』が法律になっているような世界。
こういうことが下敷きにあって、この小説の世界では
図書館は”武装して”図書館の自由を守るんだそうだ。なんだろうこの熱さ。
なんというか本読みとしては荒唐無稽だけど面白い世界なのです。
実際好きな本が買えないとなったら地獄だけどさ。
とりあえず、万引きの汚名をかぶってでも好きな本を守ろうとする主人公の気持ちは分かる。

ばかばかしい話……であるとはいえるんだけどね。
現実をカリカチュアライズして、世の中の雰囲気を切っているようにも思います。
なんというか、こういう『ありえない日本』っていう雰囲気は、バトロワとかとおんなじような気もする。
読書の自由のために人が死ぬって言うのはおかしいんだけど、
そのくらい強く示して考えさせるっていうのは、小説の重要な役割かなぁとも思う。

この本読んでも真面目な人は怒るのかな?
あんまり関係ないけど「バトルロワイヤル」読んで怒る人ってのもわかんないんだよなぁ。
確かに描写は残酷といえば残酷だから読みたくない人がいるのは分かるんだけど、
人を殺してハッピーみたいな話じゃないのは読めば分かることだと思うんだけど。
本やゲームの悪影響と言うのが良く語られるけれど、
そればっかりでもないし、それを心配して規制すると言うのは子どもを馬鹿にしてると思うし
保護者の影響力に自信が無さ過ぎるんじゃないかと思う。

関連して『図書館内乱』『レインツリーの国』を読む。満足。
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by tomo1y | 2006-11-25 21:26 | 書誌

宇宙戦争

「宇宙戦争」H.G.ウェルズ 創元SF文庫
話の大筋は了解していたのだけれど、今まで読んだことが無かったので図書館で借りて読んだ。
最近トム・クルーズ主演で映画化されたあれの原作本。原題はThe War of the Worlds
theがついてるのにWorld"s"ってのが味噌なんだろう。sになってるのは恐らく地球と火星のことか。
爽快感のあるような小説ではない。基本的に人類は蹂躙されっぱなし。
主人公も度々「人間が火星人に捕食されるのは、自然の摂理かしらん」みたいなことを言う(※)
これをさして欧米の文明批判ではないかと見る向きもおられるんだそうだ。
とりあえず第二部の砲兵のコメントがなかなか興味深い。コメントだけだけど。

火星人がタコのような姿で描かれているのだけど、
これは人間の進化の先の姿を予見したものであるらしい。
「身体性」を脱却して「知性」がある種暴走したような姿として描いているのが、面白いかな。
そもそもタコを嫌うというある種の文化圏の影響もあるんじゃないかと思ったんだけど。
いつかのエントリでも書いたが、日本人なら食べる気がしないでもないです。

思ってたよりずっと読みやすかったので、簡単に読了。
確かに今の私の知識から言うと、チョット火星人ってどうなのよとかも思うけど、
作品としてどうかといわれれば、よく考えられた本だなぁと。


小説の形式が、主人公の一人称かつ後の回想の形をとっている。
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by tomo1y | 2006-11-16 21:21 | 書誌

アシモフの科学エッセイ1「空想自然科学入門」早川書房

表題の本を図書館で借りてきて読んでいる。
市町村合併の煽りで、職場が家から遠くなってしまった(※)のだけれど、
今の職場はほとんど敷地内といっていいところに文化施設があって、その中に図書館があるので
本読みとしてはかなり素敵な職場。昼休みには時々図書館を覗いています
正直地元の図書館より、本のそろえ方というか並べ方にポリシーがあって割りと好き。

で、不思議なことにアシモフの本が妙にそろっている。
ハインラインもACクラーク見当たらないのにアシモフが妙にそろっている。
われはロボット(現代:I robot)のシリーズは結構好きなのでよく読んでいた。
「ファウンデーション」シリーズも面白そうなんだけど、いつも挫折する。
というわけで、エッセイを読んでみようと思って借りてみた。

もともとアシモフは科学者でもあるわけで、なかなかウィットにとんだ説明をしてくれている。
内容的にものすごく平易に書いてあるというわけではないのだけれど、高校の化学なりを
かじっていれば理解できないような話でもない。(※)
さすがに作家だけあって、話の転がし方が上手いなぁと感じるのだ。
「水兵リーベ……」なんていって周期表を覚えさせられたことが、こうして本読むのに役立つとは。
高校ぐらいまでで習う科学の話というのは非常にはっきりした話なので、
嫌いではなかったのだけれど、この本読むと余計に楽しくなってくる。

しかしこの本の序文が洒脱です。
科学を広がり続ける森にたとえて、その植生の豊かさと複雑さを称えつつ嘆きつつ、
その森を遠くから眺めることの楽しさをも説く。
実際、上手な語り手によって説明される科学って本当に面白い。


通勤時間にしておよそ6倍以上。
つっても、5分が30分になったというだけの話なんだけど。


中学校で習う知識では少し厳しいかも。
対数とかさらっと使ってくるし。でもアレだ常用対数って割と便利ね。


それから個人的にはアジモフよりもアシモフ派。いや、アジモフが正しいという意見も知ってるけど
落ち着かないんだ。許して欲しい。
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by tomo1y | 2006-11-09 22:45 | 書誌

夕凪の街 桜の国

知らないマンガだな……とココに書いたらkws君が貸してくれたので読ませてもらった。
「ヒロシマ」の話。「広島」ではなくて、カタカナの「ヒロシマ」
なんというかぼんやりとした手触り、肌触りのするマンガで、
読んだら少し澱のようなものが引っかかる。

絵柄も、雰囲気もとても平和なのに重たい。

はだしのゲンって、学校の図書室においてあるマンガの3大巨頭(※)
おんなじヒロシマのはなしだけど、アレはもうすこし直接的な重たさ。
重荷を背負わされるような感じ。

このマンガはどっちかというとキャスター付の大荷物のグリップを渡されるようだ。
気にしなければ、気にしないでいいのかもしれないけど、やっぱり重たいのだ。

広島を「ヒロシマ」とか長崎を「ナガサキ」と書くような人たちの平和観とか戦争観って
ありていにいってあんまり好きではないのだけれど、
このマンガが描いている嫌なものっていうのはなんとなく分かる。
多分戦争とか悲劇の悲しさはさほどにドラマチックなものじゃない。
淡々と、単純に嫌なものなんだと思う。そういう嫌なものがもっとも怖いのだと。

何かを取り上げて描くことってのは、それ自体を特別視することなんだろうなぁ。
蛍の墓も、多分ありふれた話なのかもしれないけど、アノ映画を見ると、そうは思えないようになってしまう。
「戦争は特殊な環境で、ほら、こんなにも恐ろしいものなのだよ?」と

多分ああいう悲劇が無数に生まれているのが「当たり前」なことのほうがずっと恐ろしいのだ。


あとは横山先生の三国志(若しくは史記・項羽と劉邦)
手塚先生の火の鳥(若しくはBJ・ひだまりの樹)あたり。なんとなくだけど。
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by tomo1y | 2006-09-05 09:48 | 書誌

少女ファイト

やっぱり日本橋ヨヲコ最高だわ。うん最高。
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by tomo1y | 2006-07-26 21:40 | 書誌

ドラゴン桜とか読んでみたわけです

【鼻についたら申し訳ない。でも、正直に】

ドラゴン桜を読んだんですよ。この間。
結局中退してるわけだからえらそうなことは言えないんですが、
受験というのはそれなりに頑張ったと思う。色々考えて受験してました。

で、最近ドラゴン桜を漫画喫茶で読んだわけですよ。……面白いマンガだと思いました。
しかしだ、このマンガの知識の部分で売れてるとしたらとかって色々考えさせられました。
考えさせられる、と言っても別に間違ったことが書いてあるということではない。
至極まっとうに思える話がもてはやされるというのが不思議なわけです。
私は別に「受験は簡単である」というつもりは無いです。
けども、合格に近づくために努力以外にも方法論があるという風には思っています。

その一つは「選択と集中」という、日常生活でも耳にするような方法論です。
勉強できる時間が無限でないので、効率よく得点が上がるように勉強するべきなのは自明の理です。
そういう前提から考えると、伸びしろの大きい科目(多くの場合は苦手科目)を勉強すべきでしょうし。
アドバンテージの取れない科目は思い切って切る(※)ことも必要でしょう。
そこまで乱暴なことを言わなくても、自分が受験する学校がどのような傾向の問題を出すのか
そしてそれに対して自分の取れる点数はどの程度のものかを常に把握しながら勉強すべきでしょう。
模試の判定はある程度信用していいデータではあると思いますが、
試験を受ける学校の要求するテストにおいて自分がどのくらい取れそうかという自己分析は必須でしょう。

引き合いに出すのも恥ずかしいくらい陳腐な警句で恐縮ですが、孫子にはこうあります
「敵を知り己を知れば百戦あやうからず」
受験勉強を一種の勝負と考えれば、己を知るというのは「自分の実力と能力を正しく把握すること」です
そして敵を知るということは「ありとあらゆる問題に対応できる能力をつける」ことではなく(※)
この学校を受けるために必要な能力は何であるかを分析する力ではなかろうかと思います。

こういうことを気づかずに受験するのは相当に危険なことだろうと思うんですが、
ドラゴン桜の内容がもてはやされるということは気づかないのが普通ということなんでしょうか。
考えてみれば比較的進学校ということになっていた私の高校も変な進路指導(※)があったので
そういうものなのかも知れません。

広範な知識を身につけて受験に対応するって言うのは理想ではあるんでしょうし、
傾向と対策だけで勝負するというのは邪道かもしれませんが、
個人的には間違ってないと思うし、その能力も十分立派な能力だと思うんですけどねぇ。自己弁護か。

あ、マンガとしては面白いんじゃないかと思います。素材を上手く料理してるなぁと思います。
マンガらしく表現はちょっと極端ですけどね。

蛇足ながら、チャート式は最高だと思います。ちなみに黄チャート。
大学の友人が青チャート持ってて凄いと思いました。


受験科目からはずせる学校を選ぶとか、周りにおいていかれない程度の得点が取れればよしとするとか。

いや、勿論出されるであろう問題に対応できる能力は必要ですよ。

私立大学受験する人間に国立受験させようとするとか無茶だろ。
大体本気で合格率あげたいなら、そいつが受かる可能性高い低いを点数だけで判断スンナ!
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by tomo1y | 2006-06-26 22:09 | 書誌

もやしもん

本屋に立ち寄ってジャケ買いした漫画が死ぬほど面白いとうれしいです。

もやしもんつー漫画をなんとなく手にとって、なんとなく購入してみました。
酒好きとか学園生活好きにはたまらない一冊でしたとさ。

漫画とか小説に描かれてる学校ってなんでこんなに楽しそうなんだろう?
自分の学校生活もなかなかに面白かったとは思うけれど……ね。
いい日本酒が飲みたくなったよぅ。

あと女性キャラクターが必要以上にエロくて。
男性のキャラクターがいいキャラ汁出しすぎ。出しすぎ。
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by tomo1y | 2006-06-15 23:51 | 書誌

山月記

偶々ネットをぶらぶらしていたら中島敦の山月記を見つけて読み返してみた。
高校の教科書に大昔から載っている話で、何度も読んだ話ではあるが、
今読むと沁みる。心に沁みる。
著作権も切れているので、大胆に参照する。
己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。
全く、己は、己の有っていた僅かばかりの才能を空費して了った訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。己よりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者が幾らでもいるのだ。虎と成り果てた今、己は漸くそれに気が付いた。
今の年になってみると、コノ李徴の独白は重たい。
私は心の中の猛獣を御せているのだろうかと考え込んでしまう。
私の心の中の猛獣は虎というほどかっこいいものではないかもしれないけれど。

山月記 中島敦  青空文庫
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by tomo1y | 2006-05-16 21:18 | 書誌