カテゴリ:書誌( 20 )

FSS12巻

永野護の漫画Five Star Stories12巻を購入して読了。
絵は相変わらず好き嫌いがするだろうと思うし、漫画がうまいかというと疑問符がつく。
けどやっぱりストーリテラーとデザイナーとしてはなかなかに非凡だと思う。

今回のキモはもう、あそこ。
ヨーンがついにファティマを持つのですよ。
パルスエットじゃなくてパルセットですよ。
正直この巻でパルスエットが出てきたとき忘れてたんだけど、
そのセリフでガツンと思い出させられたからゾクゾクッときた。
あと、預かり家の親父もイカシ過ぎ。

さて、また一巻から読み返そうかと思います。
[PR]
by tomo1y | 2006-05-06 23:51 | 書誌

「ケルト神話 炎の戦士 クーフリン」

ローズマリー・サトクリフのまとめたクーフーリン(※)の物語です。
昔からヨーロッパあたりの英雄譚には興味があったけど読んでなかったので
図書館で見つけて借りて読んでみました。

わりと子供向けなのかなと言う感じでしたが、素直に面白かったです。
てゆーかランサークーフーリン格好良すぎ。
もちろん荒くれた時代の英雄譚なので、決して道徳的に褒められた話ばっかりじゃないんだけど
こういう物語は心を熱くさせるものがありますね。
語り継がれている物語って言うのはやっぱり見るべきところがあります。

ゲイ=ボルグという名の必殺の槍をクーフーリンは持っているのだけれど、
彼がその槍を使うのは生涯でただ2度。親友と息子を手にかける時。
熱いよ、熱すぎるよ。

それからしびれた一節。
こういうわけで、その後何年にもわたって、とくに血なまぐさい激戦の話をするとき、人々は「ああ! まるでクーフリンの結婚のようだ!」と語り伝えたのだった。
ほるぷ出版 炎の戦士クーフリン P102より

確かにクーフーリンの最期は悲しいものであったけど、
素敵な結婚のエピソードで、素敵な奥さんがいたんじゃねーか。

次はローランの歌だ。

※主人公の名前、本ではクーフリンだけど私はクーフーリンと言いたい。
[PR]
by tomo1y | 2006-04-28 20:34 | 書誌

書誌ではないのだが。

「死霊秘法」最高。

わかる人にはわかるしわからない人にはわからない。
世の中多分そういうこともあって、それはそれでいいと思うのです。
[PR]
by tomo1y | 2006-04-23 21:29 | 書誌

ハンバーガーを待つ3分間の値段

一日休んで家で本ばかり読んでいるのだから、書けることといえば本のことだけだ。
「ハンバーガーを待つ3分間の値段」という本を読んだ。
著者は斉藤由多加、「シーマン」「ザ・タワー」といったゲームを作った人だ。
ゲームに詳しくない人にはまったくわからない説明だろうけども。

サブタイトルとして~ゲームクリエイターの発想術~というタイトルがついているのだけど発想術というよりは、斉藤氏のが見聞きしたことの気づきとか違和感を語ったエッセイに見えます。
たとえば夏場の自販機で見られる「350のコカコーラと500のコカコーラ」の違いについてだとか「携帯電話って無線機じゃん」とか、なんとなく見過ごしてしまうものへの気づきが語られている本です。いわれてみればそうだなと思うことばかなりなんですが、こういう風にまとめて語られると、なんだか自分が賢くなったかのような錯覚も覚えます。

ごく簡単で当たり前のことを、巧みに語られるというのが斉藤さんの才能でしょうか。

ちなみにこの本はほぼ日刊イトイ新聞に連載されているエッセイも採録したもの
http://www.1101.com/head/index.html
こちらでも読めますので、ぜひ興味のある方は。

※加筆
ほぼ日刊イトイ新聞見たけど、MOTHER3が発売されるんですね。
最近のゲーム事情にはとんと疎くなりにけり。だわ。

それにしても糸井重里さんが仕事してるってことは
徳川埋蔵金はもう諦めちゃったのか。いつか大スポ(大阪スポーツ:東スポの関西版)
の1面を飾ってくれるのを楽しみにしてたんだけどなぁ……。
[PR]
by tomo1y | 2006-02-07 19:47 | 書誌

ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー、知ってます?有名か。
ここ半年くらいの間で買ってる漫画の3割くらいが少女マンガなんですが、最近のヒット作です。CSでやっているアニメも見入っちゃってます。話はなんと言う事のない話で。片思い……というかいろいろな恋愛を抱えた大学生たちを中心に描いたマンガなんですが。少女マンガなのに、なぜか「松本零士」の香りがするのです。というか「男おいどん」の香りが。
愚かな学生生活を送った人間にはなんとも言えない刺激があります。
……すげー大学が楽しそうなんですよね。恋はとっても切ないのに。
映画化もされるそうで楽しみなわけですよ。

本屋でこれを探してうろうろしている私の姿は人には見せられない。


女の子が少年漫画のコーナーに立っているのは不自然ではないのに、男が少女マンガのコーナーに立っているのはなんか不自然なんじゃないかと思う。こういうのもジェンダーなのだろうか。
[PR]
by tomo1y | 2006-01-19 22:25 | 書誌

スカイ・クロラ

森博嗣の本を読んだ。
大阪行きの電車の中で森博嗣の本を読んだ。ジュンク堂のしおりが挟まっているので大阪で買ったんだろう。1年以上は本棚に寝かしていたような気がする。森博嗣は初めてだった。
読んだ本は「スカイ・クロラ」という本。ミステリではない。1人称の小説で、ポツリポツリとしか世界が語られないので、どのような世界を描いたものかいまひとつ分からないのだけど、少年のまま死なない人々と、戦争に囲まれた世界の物語のようだ。以下、心に留まったことを列記。

・死なない人にとって記憶は別段意味をなさない。
・死なない人にとっては生きることこそが苦痛なのではないか。
・人を殺した手で、遊びもするし人を愛しもする。
・自分の手が汚れていないからと言って、人を殺していないといえるのか。

どちらかというと読んですっきりする本ではなくて、心の中に澱の様に溜まる本。嫌いではないけども毎日読み続けたい……とも思いません。たまには読みたいけれど。
文章は非常に淡々とかかれていた。人を殺すシーンも、食事をするシーンも同じ重みで書かれている。実際に人を殺すということはこういうことなのかな……と思う。
[PR]
by tomo1y | 2006-01-17 19:11 | 書誌

ゲド戦記を知っていますか?

唐突だが、ハリーポッターシリーズがあまり好きではない。
映画は面白いと思います。子供に読ませるのも悪くないと思う。
これを読んで本が好きになってくれるなら、それはそれで評価したい。
けど、図書館に同じ本を何冊も入れるほどのシリーズかなぁとよく思います。
これを読んでそれだけで終わっては詰まらんと思うのですよ。

ファンタジーを読むならナルニア国物語も指輪物語も紹介すべきではないかと思うのです。
どうして世の中のマスコミやら何やらがこういう素敵な話を紹介しないかなと思っていました。
ま、映画化されたりで有名になったのでどうこう言いませんが。

で、本題。ゲド戦記を知っていますか?
先にあげたナルニア国物語や指輪物語と並んで有名な物語なのですが
この二つに比べて微妙に認知度が低い気がします。
ハリーポッターとは比べ物にならないかも知れない。

SF作家でもあるアーシュラ・K・ル=グウィンによって書かれたこの物語は
アースシーという世界を舞台に「ゲド」という名の魔法使いを主人公にして描かれます。
この世界の魔法の描き方なんかがハリーポッターなんかに比べて陳腐でなくていいんです。
そもそも、ゲドが対立するのは自分自身であって、
自らの過ちと戦うというのが非常に好きです。

で、何でこんな話を書いたかというと。今日行ったローソンでスタジオジブリがアニメ化する
という事を知ったからなんです。……どうなるか不安でもあるが楽しみにしたいなと。

・岩波版のゲド戦記の装丁。私は好きなんだが売れないのかな。
[PR]
by tomo1y | 2006-01-09 13:46 | 書誌

タイトルは恥ずかしくてかけない。

こういう雑誌をアマゾンで買ってみた。タイトルは恥ずかしくて書けない。いや、リンク先を見てもらえばわかる話ではあるのだが、恥ずかしくて書けない。
ま、いいや。感想とか書きます。

全体的に内容は薄いと感じた。経済誌のノリを感じる。何だろう、プレジデントとかのノリだろうか、別にプレジデントとか読んだ事はないけど。オタク向けの本には少なかったであろう記事をまとめてきてるのは評価できるけど、ネットで見かけるような記事であるという気もしないでもない。
もう少しエグく突っ込んでいかないと、この先この雑誌の立ち位置はなくなるんじゃないかと思われます。だって、こんな本読む人間はほっといてもこの手の情報を集めますもん。濃い情報じゃないとお金は取れないんじゃないかと思うわけです。
実際、ブログを大別すればオタク系のブログってのは確実にあるわけで(それも、結構な数)そこでお金とってない以上、この本では……と思わされます。

ひょっとすると、だからこそ「第二回 全国統一オタク検定試験」なんて別冊が就いてくるのかもしれません。
でも、オタクの知識って割と偏ってるから、こういう試験って難しいんじゃないかと思いますよ。これに全部答えられる人って、○○オタクというよりは、オタク文化オタクな気がします。それをさしてオタクエリートというのかもしれませんが。

あ……タイトル言っちゃってるし。

ちなみに私はガンダムやらジャンプの漫画が好きです。あと古いゲーム。
この辺だと相当長時間しゃべってることができます。
映画とかも好きだけど、あんまり濃くない気がする。
[PR]
by tomo1y | 2006-01-05 23:01 | 書誌

FLY DADDY FLY:金城一紀

昨日映画を見た時、予告編でやっていた「FLY DADDY FLY」が気になった。
という訳で、この本を買ってみた。
で、ついさっき読み終わりました。

……話の導入はこう。
娘が、ボクシングのインターハイチャンピオンに絡まれ殴られた男、
平凡な世界に生きてきた男は、沈む娘の心を受け止められなかった。
後悔する男は娘を傷つけた高校生に復讐をこころみる、
しかし、男は違う高校に踏み込んで、少年たちと出会う。

少年たちと出会って、少しづつかわっていく男の内面と外面が描かれる作品です。
なんかもう、こういう熱いおっさんの出てくる作品大好き。
強くなる男の姿を描くというのはよくある作品なんでしょうが、
平凡なおじさんが強くなるところと、少年たちに鍛えられるというのが珍しいかと思います。
ラストもいいです。ストンと胸に入ってきます。

このラストが、映画ではどうなるのか、楽しみです。
[PR]
by tomo1y | 2005-06-23 17:51 | 書誌

映画の四日間:中島貞夫

タイトルに掲げた、学生のときの教科書を引っ張りだしてきて読んでいる。
この本は、映画監督の中島貞夫氏(極道の妻シリーズが人口に膾炙しているか)が
大阪大学で行った四日間の抗議をまとめたものです。

文章はほとんどが中島監督の語りを起こしたもので綴られたもので、
学生(おそらく教授連中もかな?)との質問が章ごとにおさめられている。
本の中で語られることの多くは映画製作に関する説明であり、
中島監督によって映画がいかにとられるかを明確に示している。
非常に面白い本です。

問題は、この本を読んだ学生時代の自分が、映画を撮ろうとしなかったことでしょうか。
いまさら引っ張りだして読んでいるというのには理由がある訳ですが。
[PR]
by tomo1y | 2005-06-21 21:24 | 書誌