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人間コンピューター

ちょっと取り留めの無い話になります。

コンピュータが物事を記憶するとき、RAMにその情報が書き込まれます。しかしその情報は長く保存することができないため、HDDに書き込んで保存されます。誰でも使える形にするためにはストレージ、つまりフロッピーやらCDやらに保存してデータをやり取りしています。
人間の場合はRAMとHDDが脳みその中で不可分なのですが、自分の頭のだけにある記憶は写真や本という形に置き換えて人とやり取りしています。
パソコンに互換性があったりなかったりするように、人間同士も互換性がある場合ない場合があるのでしょう。養老猛氏の言葉を借りるならこの互換性の無さが「バカの壁」ということになるのでしょうか。

さて、コンピュータのデータのやり取りをする方法としてネットワーク技術がが発達しているのはご存知の通り。今までは記録はHDDや少なくともストレージの形でPCとセットで存在しているものでしたが、必要なアプリケーションやデータをネットワーク上からダウンロードして使うこともできるようになっています。情報の共有やセキュリティ対策としてこういうコンピュータが増えていく様に思います。
で、人間について。人間の記憶というのもひょっとしたらネットワーク上で共有される事がありえるのではないかと考えています。写真や文章のデータが私たちの記憶の補助デバイスになっているのと同様に、ネットワーク自体も私たちの記憶等の補助デバイスになるのではないかという気がします。

ネット上に公開される友人や知り合いたちの日記。これらは書いている本人の補助記憶なのですが、その思い出を共有にしている人間にとっても一つの補助記憶になっているような気がします。自分でも覚えていなかったような記憶を他者の記憶によって呼び起こされるというのはネットワークの効用なんじゃないかと思っています。

というわけで取り留めの無い思い出や益体も無い思いつきも書きとめようと思います。

しかし一方でネットで調べれば簡単に分かるからと言って知識を蓄積していないのもまた事実。自分というコンピュータのスペックを上げるためには心身を鍛える必要もあるのだろうとは思います。電卓があるから計算なんかできなくてもいいというのが間違いなのと同様に、知識は調べれば手に入るから必要なときだけ取り出せばいいというほど人間は簡単ではない筈です。
by tomo1y | 2006-02-13 18:07 | 日々思うこと
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